こんにちは、Ruby Parkです!
私たち夫婦は共にカナダでカレッジに通っていたので、結婚した当初はお互い働き出したばかりというのもあって貯金ほぼゼロの状態からのスタートでした。
そこから数年経ってやっと少しずつ投資に回せるくらいの余裕が出てきたのですが、子供も2人生まれたしこれから学校や習い事などの出費も増えていくことが予想されるため、今すごく余裕があるかというとそんなことは全然ありません。
しかし、そんな中でも1年間で2万4,000ドルほど (日本円で約200万円くらい) を貯めることが出来た1年もあったので、今回は我が家がどんな方法でそれだけ貯金することができたのかをシェアしたいと思います。
ちなみに我が家は専業主婦世帯の一馬力 (夫のみ給与所得があります) で、年収も日本で言うところのごくごく一般的な給与水準です。
同じような状況で貯金なしから効率よくお金を貯めたい、旅行や教育資金といった目的があってそのために計画的に貯金していきたいという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
》関連記事:【トロントで節約】海外生活で賢く出費を抑える方法!節約しつつ健康的になれます【自炊が基本】
1年で200万円貯金するコツ①:固定費をとにかく抑える
家は住めればよし!妥協ポイントを見つける
我が家は賃貸に住んでいますが、トロントは家賃もめちゃくちゃ高い!例えば中心部で2ベッドルーム (リビングの他に2部屋ある家)を借りると、大体3,000ドル/月くらいします。
家族の多さにもよりますが、子供が小さいうちは1ベッドルームにデンと呼ばれる小さな書斎スペース (窓無し) があるコンドミニアムに住んでいる人も多いです。
我が家はセミデタッチと呼ばれる2つの家が隣同士でくっ付いたタイプの家の片方を借りていて、間取りは2ベッドルームですがリビングとキッチンがそれぞれ独立しているので3部屋あるような感じです。
友人が長年借りていた家をそのまま引き継ぐことができたので家賃も相場よりかなり抑えることができていて、トロントのダウンタウンから近いエリアに住んでいるのに相当ラッキーなケースだったと思います。通常は新しいテナントに切り替わるたびに家賃はその時の相場に跳ね上がりますからね…
ただ家は相当古いですし、備え付けの設備もかなり年季が入っています。床は軋むし隙間は空いてるし、家全体が若干歪んでいるような…
でもまだまだ住める状態ですし、何より立地や間取りに対して家賃がとても安いことが一番の重要ポイントです。固定費で一番お金がかかるのが家賃ですしね。
ちなみにトロント (というかカナダの都市部) は家賃だけでなく家自体の値段がめちゃくちゃ高く、1ベッドルームの激狭コンドミニアムで60万ドル (約6千万円) 、戸建てだと3ベッドルームくらいで2ミリオン (約2億円) します。とてもじゃないけど買えません (笑)
光熱費、インターネット、通信費もできるだけ安いものを
光熱費には電気代とガス代が含まれていて、それにインターネット代、携帯電話の通信費が毎月支出があるものです。
電気代とガス代は季節によって金額に変動があり、夏はエアコンの稼働率が上がるので電気代が増え、逆に冬はヒーターの稼働率が上がるのでガス代 (セントラルヒーティングなのでガス=湯沸かし器を使います) が増えます。
ここ数年トロントは蒸し暑い日が増えたのでエアコンの稼働率は高いですし、冬はほぼ24時間ヒーター付けてないと凍え死ぬくらい寒いので、小さな子供もいますしこのあたりはあまり無理して節約しません。
インターネットはよく使うので容量無制限のものを使っていますが、最低限スピードが遅くなりすぎない程度のものを選んで費用を抑えています。
携帯電話の通信費もこまめにプランをチェックし、たまに格安プランが出ていたりするのでその時の使用状況に合わせてプランを変更しています。
交通費は「車は持たない」「可能なら歩く」
固定費で意外とお金がかかるのが車ですよね。特にオンタリオ州は車の保険料が高いので、それにガソリン代、駐車場代を合わせると月々の支出ってかなり上がります。
我が家はTTCと呼ばれるトロントの公共交通機関 (地下鉄、バス、路面電車) がたくさん通っているエリアに住んでいるので、車がなくてもそこまで生活に不自由することはないです。もちろんカナダは広いので車があるに越したことないんですけどね…
買い物もなるべく歩いて行ける範囲のところで済ませるようにしています。運がいいことに私たちの家の周りには様々なスーパーがあり、ほとんどが歩いて行ける距離です。
今はまだ子供が小さくてあちこち色んなところに行くという感じでもないですし、車は子供たちがもう少し大きくなってからどうするか検討しようと思っています。きっとその時も新車購入ではなく、リースするか中古車を買うと思います。
保険は必要最低限!その都度見直しすることが大切
必要な保険は火災保険、対人対物の損害保険 (車や自転車を所有している場合)、掛け捨ての生命保険 (子供や養う身内がいる場合) だけで十分と言われていて、医療保険も国の保証が手厚いので不足分を補う分の貯金があればOKだそう。
というわけで我が家はとりあえず夫の会社で給与天引きされて強制加入している団体保険のみ入っていて、その保険には死亡保険や医療保険などが含まれています。
カナダは歯科保険に加入しないと歯の治療がとても高額なので、会社の保険で歯科保険に入れているのはありがたいです。
あとは眼科や整体や鍼治療、マッサージなどの施術費用もいくらか負担してもらえます。
オンタリオ州は基本的な医療費はOHIPと呼ばれる州の保険に加入していると無料ですが、薬代は実費であることがほとんどです。でも会社の保険で一部の処方箋は何%か負担してもらえ、また入院のベッド代もいくらか負担してもらえます。
というわけで、会社の保険以外には保険と言うものに入っていないです。夫が転職するなどの保険を変えなきゃいけないタイミングでまた見直そうと考えています。
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1年で200万円貯金するコツ②:変動費をしっかり管理する
変動費は家計簿をつけて使途不明金がないようにする
変動費とは月ごとに金額が変わる費目のことで、食費、日用品費、雑費、交際費、レジャー費などのことを言います。
この変動費は家計簿をつけてしっかり管理するのがコツ!何に使ったかわからない「使途不明金」が出ないようにします。
家計簿は普通のノートに書いてもいいですし、書店などで売られているものを使ってもいいと思います。紙に書くのが面倒な人はスマホのアプリを使うといつでもどこでも忘れないうちに記入できるのでおすすめです。
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》関連記事:【買わないチャレンジ】今あるモノを使い切る暮らしへ。ルールを決めておくと迷わない【持たない暮らし】
費目はあまり細かくし過ぎないのが続けられるコツ
家計簿では食費、日用品費…など費目を決めて大体の予算を考えると思いますが、この費目をあまり細かくし過ぎると管理するのがめんどくさいですし、「これは一体何費なのか?」みたいのが出てくると難しくなったりするので、ざっくりと決めるのが続けるコツです。
我が家の場合は、
- 食費 (外食費、米は含まない)
- 日用品費 (トイレットペーパーや洗剤など日常的に消費するもの)
- 娯楽費 (レジャーだけでなく外食、お菓子やジュースなどの嗜好品はここ)
- 特別費 (年に数回の出費のもの、コストコでのまとめ買い、米、教育費、医療費などもここ)
と、たったこれだけで管理しています。もちろんもっと細かく分けてもいいのですが、あまり細かすぎない方が気楽に続けられると思います。
予算は月ごと、年間ごとにそれぞれ立てる
上記の費目ですが、予算は月ごとのものと年間ごとのものがあります。食費、日用品費、娯楽費は月ごとに予算を設定し、特別費は毎月支出がないものもあるので、年間で予算を立てるようにしています。
予算を立てる方法はまず年間どれくらいの収入があるかを計算して、その中で固定費、変動費、貯金を分けていきます。
この時に貯金金額の目標を多くし過ぎるなどしてあまり予算に余裕がない状態になってしまうと、月の予算が大幅にオーバーしてしまった時にヤル気がなくなってしまうので、予算の設定は余裕を持たすようにするといいでしょう。
我慢のし過ぎは禁物!娯楽費を設定して生活に余裕を
目標に向けて貯金や節約を頑張るのもいいですが、日々カツカツだと生きている目的すら忘れてしまいそうですよね。
生活に潤いや余裕を与えるために、娯楽費という費目を設定するといいと思います。娯楽費はレジャー以外に、子供のおもちゃやお菓子を買ったり、外食したり、余裕がある月は洋服やコスメを買うのもいいと思います。
私も娯楽費は毎月約1万円ほど予算を組んでおいて、子供の欲しがるお菓子やおもちゃをたまには買ってあげたりする余裕を作ることで、上手に家計を管理することができるようになりました。
1年で200万円貯金するコツ③:余裕資金はなかったものとして投資に回す
先取り貯金、先取り投資で効率的にお金を貯める
三菱銀行員時代からの知恵でもありますが、貯金は先取りで確保するのが上手に貯金するポイントです。
給料が入ったらそのうちの数%は貯金する、もしくは固定で3万円貯金するなど設定し、自動積み立てなど自動的に貯金や投資ができる状態にしておくといいでしょう。
先取り貯金、先取り投資した分はなかったものとして生活できるようにするのが重要。なのであらかじめ固定費を抑える、また変動費の予算を立てておくことが大切です。
生活防衛資金を確保してから余裕資金で投資する
生活防衛資金というのは「もし収入が0になってしまっても数ヶ月は生活できる金額」のことで、株式投資などの投資をする場合は必ず生活防衛資金を確保してから、しばらく使う予定のない余裕資金で行うようにしましょう。
投資というのはリターンが大きい分、資産がマイナスになるなどのリスクも大きいので、生活に必要な分まで使ってしまうと大変な目に合ってしまう可能性があります。
基本的に投資は長い目で見ることが大切なので、生活防衛資金の確保と余裕資金での資産運用をするように心がけましょう。
まとめ:結局のところ固定費を減らすことが一番重要
いろいろ書きましたが、結局のところは固定費をとにかく減らすことが早くお金を貯められる一番のコツです。
固定費を減らした上で、残りの変動費も生活に必要最低限の部分は減らしすぎず、その中でも無駄な出費がないようにうまく予算を組むといいでしょう。
でもあまりカツカツにしすぎるのも精神衛生上良くないので、娯楽費などを設定して生活に余裕を持たせるようにするといいと思います。
こんな感じの家計管理でスムーズに貯金できましたが、これから子供たちが大きくなって進学したり習い事を始めたりと教育費にお金がかかってくる時期になるので、そのあたりも見直しながらまた予算を組み直していこうと思います。
家計簿をつけていない人はぜひ一度つけてみるといいと思います。どんなものにいくら使っているのかを把握することは、上手に家計を管理する第一歩になりますよ。
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Ruby Park
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